ソーシャルキャピタルという生活を豊かにする考え方を紹介しよう

わたる
こんにちは、わたるです。

大分県北部にある宇佐(うさ)という地域で、コミュニティづくりをはじめています。
その関係で、最近は、働き方や地域づくりで同じ志を持つ人たちと積極的に交流をしています。

宇佐で、千葉で…
いろんな人たちと仲良くなった結果…
ぼくの生きやすさが、以前と比べると、かなり良くなっているのを感じています!

大都市で生活していた時代には、生きづらさを感じまくっていたぼく。
そんなぼくが、とても生きやすくなった理由とは?

それは、
一言でいえば人間関係を充実させたからです。

「人間関係が充実していることが、生活の質に関係しているよ」という考え方は、
”ソーシャルキャピタル”という言葉で呼ばれることがあります。

今回は、このソーシャルキャピタルが、どれだけ大切なのか、体験談を通して紹介していきます。

ソーシャルキャピタルとは?

ソーシャルキャピタルは、社会学(社会の仕組みや現象を解き明かす学問)で、使われている用語です。
別名「社会関係資本」とも呼ばれています。

みんな
言葉がムズカしいよ~!もっとわかりやすく説明して!
わたる
オーケー!なるべくわかりやすく説明するよ^^

このソーシャルキャピタルについて、もっと詳しく解説をしていきますね。

ソーシャルキャピタルは、カンタンにいえば、「人のつながりや信頼」のことをいいます。

ぼくが勝手に分かりやすく意訳しますが、

人と交流する

交流している人と仲良くなる

仲良くなると長く付き合うようになる

長い付き合いになるとお互いに協力し合うようになる

協力し合うようになると、お互いが困ったときに相手が助けてくれる

というように、人と長く付き合うようになればなるほど、お互いの信頼関係は深くなっていきますよね^^
この信頼があることで、助け合いが生まれます。

わたる
困ったときや、何かに挑戦したいときに、助け合えば必要以上にお金をかけずに済む!

「お金がなければ生きていけない」という不安も、ドンドン小さくしていくことができます☆

ソーシャルキャピタルという言葉は、いままで多くの社会学者によって使われてきました。
アメリカの社会学者ロバート・パットナム氏が定義した言葉が、一番わかりやすくソーシャルキャピタルを説明しているので、紹介していきますね。


↑ロバート・パットナム氏 出典:朝日新聞DIGITAL

パットナム氏は、ソーシャルキャピタルを以下のように定義しています。

”人々の協調行動を活発にすることによって社会の効率性を高めることのできる、
「信頼」「規範」「ネットワーク」といった社会組織の特徴”

カンタンに言えば、ソーシャルキャピタルとは、”目に見えない人間関係のつなながりのこと”なのです!

ソーシャルキャピタルの例

ここで、ソーシャルキャピタルの考え方を分かりやすく理解していただきたいので、一例を紹介しておきます。
紹介すいるのは、パットナム氏のソーシャルキャピタルについての研究です。
内容は著書「Making Democracy Work」に記述されています。
パットナム氏の研究内容は、イタリアの地方の政治についてでした。

イタリアの北は地方の政治がうまく機能していました。
一方で、南では地方の政治が腐敗してしまい、機能不全に陥ってしまいました。

政治の結果が、北と南でまったく異なっていたのです。

わたる
同じイタリアの中で、なんで結果がちがったんだろう?

パットナム氏は、
イタリアの北の地域では中世から、市民が自分たちで自発的に地域をつくる文化があったことを指摘しています。
一方で、南の地域は、自分たちで地域をつくる文化がありませんでした。
北の地域の市民の、自分たちで地域をつくろうと連携する意識こそが、ソーシャルキャピタルが豊かな状態だというのです。

自分たちで地域をつくろうとしている人たちの”つながり=ソーシャルキャピタル”があることで、その土地に住んでいる人たちの生活は、自然と豊かになっていくのです。

ソーシャルキャピタルは現代よりも昔のほうが豊かだった

ソーシャルキャピタルは、実は現代よりも、過去の時代の方が充実してたんですよね。(; ・`д・´)
現代は、ソーシャルキャピタルが貧しくなっている時代といってもおかしくなでしょう。

いったいなぜ、ぼくが、そう言えるんでしょうかね?

わたる
説明します!

いまの世の中で生活しているほとんどの人は、便利な生活をするために、お金を払って、誰かが提供しているサービスを受けて、生活しています。

例えば、

・外食=お金を払って、店員さんにご飯をつくってもらう&食べ物を店で買う
・保育園=お金を払って、保育士さんに子育てをしてもらう
・介護=お金を払って、介護士さんに介護してもらう

現代の社会で暮らしている、ぼくたちには、もはや当たり前ですよね。

だけど、外食も保育園も、介護も、ずっと昔からあったわけではありません。
外食も、日本のほとんどの人が利用できるようになったのは戦後からです。
365日開いている外食チェーン店もコンビニも、昭和の時代に登場したものですから。

それまでは、お母さん、ばあちゃんがご飯をつくるのが一般的でした。
保育園も、明治時代から登場しましたが、当時は利用できるのは一部の上流階級の人だけ。
昭和になるまで、日本の子育ては、保育園に頼っていませんでした。
お母さんや、おばあちゃん、身の回りの地域の人たちが一緒になって小さい子供たちを育てていたんです。

なので、当然、保育園にお金を払う必要もありません。

介護は、医療が発展していなかった時代は、そもそも今ほど長生きできなかったので、産業として発展してなかったですね。

家族や地域の人たちでいっしょに生活をつくり上げていた時代では、いちいちお金を払う必要がなかったんんです!

昔はつながりのある人同士で協力してつくっていた生活は、今は、サービスというカタチで、自分と全くかかわりのない他人にお金を払って、やってもらうようになりました。

その分、身近な人同士で協力する習慣はなくなってしましました。
現代の人たちは、結局、助け合うつながりをなくしています。

このまま周りの人たちとの協力、助け合いをしなくなって、サービスに依存していると…
もしも、お金がなくなってしまった場合は…?

わたる
生活ができんやん…(驚愕)

これからの時代はお金以上に人のつながりが大切になる

ここまでで、いまの世の中では、お金がなければ生活できないと書いたので、
あなたは「じゃあ、お金が一番大切なんだ!自分でたくさん稼がなきゃ!」と思うでしょう。

もちろん、ぼくたち1人1人が稼ぐことも、大事なことです。

が!

これからの世の中を生きていくためには、自分だけで稼ぐことよりも、より”人のつながり”というソーシャルキャピタルを充実させていくことが大切になってくるんです。

その理由を説明してきます。

1人で生きると生活コストが高くなる

いまの世の中は、お金を払ってサービスを受ければ、1人だけで生活できる環境が整っています。
さっきも書いたように、外食チェーン、コンビニはどこにでもあるし、ショッピングはamazonで「ボタンポチッ」でOK。
場合によっては、働き方だってパソコン1台あれば、どこでもできる仕事もあるし。

わたる
べ、便利すぎる…!

けど、1人または、自分の家族だけで暮らそうと思うと、必要な生活コストはハンパなく高くなってしまいます…
ここでいうコストは、お金や、時間のことを言います。

まず、サービスを受けるためには、お金がかかりますね。
豊かな生活をするために、サービスを受けようとすると、一体どれだけ稼げばいいのでしょうか…?

子育てをするためにも保育園にお金を払って、
子供の教育にも、塾や習い事の費用など、お金を払って、
食事も外食だとお金を払うし…

たとえば、引っ越し荷物の運送なんかも、業者さんに頼むと高いお金を払わなければいけませんね。
ほかにも、自分の知りたい情報が欲しいと思ったときに、有料のWebサービスに加入したり…

わたる
一体どれだけのお金を使えばいいんでしょうかね?

お金を払いたくないと思って、知りたい情報をネットで検索して調べようとしたら、時間がかかってしまいますね。
結局、1人だけで生活しようと思ったら、お金か時間というコストが高くついてしまうのです。

さらに、サービスは、災害などで受けられなくなってしまうリスクもあります。

サービスに依存して生活するということは、いざというときの非常事態に耐えられない生き方なんですよね。
不況の現代では、サービスに払えるお金も限られてきますし。

これから1人で生きていこうとすることは、中々ムズカしいことですよ…!

評価経済時代に突入している

ソーシャルキャピタルは、現実の空間で人と会うだけじゃなくて、ネットを使ってもつくることができます。

いまの世の中では、SNSやブログを通して、個人の考えや行動を全国に向けて発信することができるようになってますね。
ネットで自分のやりたいことを発信すると、共感した人がクラウドファンディングや、先ほど紹介したpolcaでお金を支援してくれます。

いまは、共感して応援してくれる人のつながりを作ったほうが、自分で稼ぐよりも早くお金を集めることができる時代なんです。

最近は、この共感した人にお金が集まってく仕組みは、”評価経済”と呼ばれるようになっています。
ネットがこれからもドンドン発展していくことで、評価経済の仕組みはさらに発展していくとよそうされています。

わたる
ソーシャルキャピタルは、この評価経済の時代に、ますます重要なものになってきますよ!

協力できる人のつながりをつくれば、ネットで自分の行動や考えを発信した時に、シェアをしてくれるようになりますからね!

まとめ.

・ソーシャルキャピタルは「人のつながりが深いと、生活を豊かになるよ」という考え方
・ソーシャルキャピタルを充実させると、サービスにお金を払わずに済む
・ソーシャルキャピタルを充実させると、自分に必要なお金を集めやすくなる(ただし共感された場合だけ!)

人のつながり=ソーシャルキャピタルは、お金のように数字では表れませんが、目に見えない資本として、ぼくやあなたの生活を豊かにしてくれますよ!
ソーシャルキャピタルを充実させるメリットは、まだまだ紹介しきれていないので、今後また紹介してきますね!

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